1 入札とは

一般的に入札とは、国や自治体、官公庁などから民間企業に協力を求めて事業を委託する仕組みを指します。国の入札は、会計法・予算決算・会計令が制度の大枠を制定しております。各地方の公共団体については国の定めにならう制度になっています。入札は大きく『一般競争入札』、『随意契約』、『指名競争入札』に分類されます。

一般競争入札は自由に参加できる案件で指名競走入札は特定の企業のみが参加できる案件となっています。この一般競争入札は年々割合を増加しており、現在では約65%を占めております。

2 市場規模

 市場規模は年間20兆円を超えており、国内の外食産業とほぼ同じ市場規模です。意外に思われるかもしれませんが、地方公共団体方が国の倍の規模になってます(官公需契約の手引き)。

1案件平均約1300万円と決して安くない金額になっています。そして入札の案件数は、2012年は118万件、2014年は150万件、2018年は206万件と増加しております。。毎年入札で成果を上げている企業は約4.7万社となっています。きちんと入札市場と制度を攻略する事で確実に成果をあげる事ができます。

3 中小企業にチャンスはないの?

入札に参加した事がない方々から頻繁に、『どうせ談合があるんでしょ』、『昔から取り組んでいる企業だけがいい思いしてるんでしょ』、『大手だけが落札できるんでしょ』とおっしゃいます。しかし、きちんと攻略すれば着実に成果を出す事ができます。実際、国では約6割、自治体では約7割が中小企業の落札実績となっています。

中小企業にとって転換期となったのが、官公需法という法律の制定です。この法律の制定により、中小企業が受注しやすい環境となりました。具体的には情報の透明性の確保から『入札情報の公開を徹底する』事になりました。また実績だけでなく、技術力や企画力などを踏まえた受注の拡大を増やす事になりました。

2017年度NJSSの顧客アンケートによれば、入札実績のない企業でも1年以内に5割、2年以内に8割が成果を出している事が明確になっています。

4 魅力

①新規営業よりも効率的 ②支払いの滞納がない ③一件あたりの金額が大きい事 ④ブランド力向上

⑤実は公平な制度で中小企業にも十分チャンスがある

ざっと挙げただけでも、上記のような魅力があります。しかし、その中でも一番のメリットが「受注が決定した段階で工事代金の4割が支払われること」だと思ってます。企業としては当然キャッシュフローが重要で、そして大企業よりも中小企業の方が資金繰りに苦労しています。公共工事の受注が決まれば工事代金の4割が先払いされますので資金繰りが楽になります。

そして、公共工事は規模に関係なくチャンスがあります。懸命にチャレンジすれば必ず成果が出る分野です。知らなければ一生チャレンジする事はなかったかもしれませんが、これを機にチャレンジしてみませんか?

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